ないしょのラッキードール(天原ふおん/白泉社(花とゆめコミックス)

天原ふおんさんは、流石の安定クオリティだなぁ、なんて油断していたら。
ちょっと待て、何かが違う。なんと、ヒロインが男の子と結ばれていません。
この方の連載作品は、基本的にヒロインが男の子に好意を抱くことから物語が動いたり始まったりしていたのだけど、今回とこの前の「みらい渾天儀」では基本的に恋愛が物語を動かしていない。天原ふおん作品は「ミストルティンの魔法」の頃から追って来ていますが、これはちょっとした驚きです。
ひょっとして何かが作者の中で変わってる兆しなのかもしれません。次回作が今から楽しみです。