超変身コスプレイヤー
第1回『RED IMPACT / REBIRTH OF DARK』(1/12放送)
第2回『PURPLE BEAM / THE CLEARE-HEADED GREEN』(1/19放送)

「お姉さまで許してあげるわ」(スカーレット)


内気で勇気が欲しいと願っている女の子(高校生?)、コトが友人に教えてもらったおまじないを行うと、なんとそれが、神であるアマテラスを封印する呪文だった! 邪悪な神(怪物?)の陰謀で、騙されてしまっていたのだ!
そして、神は封印され、怪物が横行し、人々は世界から消えてしまう。
コスモポリタン・プレイヤーズ”、略して『コスプレイヤー』と名乗る少女達に助けられた主人公コトは、自分も『コスプレイヤー』なのだと言われ、戦いに巻き込まれていく・・・


うーん、自分で書いてて“すげー”粗筋だな、おい。
・・・つまりだ。

内気でいつも物語の中のヒロインのように勇気が欲しいと願う主人公がいて
→世界の危機が脈絡無く発生
→巻き込まれた主人公は、実はそれに対抗できる戦士(の1人)だった
→最初は「自分には無理だよ・・・」と嫌がるが、欲しがっていた勇気は自分の中にあるのだと気づき、運命に立ち向かっていく

・・・そんな話?
世界の危機の発生の仕方が余りに強引だったり、『魅力(みりょく)』(理力とかフォースみたいなモンか?)により変身(コスプレ)した衣装に応じた特殊能力(例えばインディアンのコスプレで弓を使うとか)を使う設定とか(笑えるし)、戦闘アクションとかは眼をつぶったとして(良くはない)。
説明不足&キャラの描写不足が致命的でこのままではちょっと・・・。
ようするにキャラクターをメインで描く作品のハズなのに、表層的な記号を集めてキャラクターを描いている気になっているのではないかと危惧するのです。つうか、今のままではその通りなのだが。
一番気になったのは、主人公が「なぜ勇気が欲しいのか」「なぜ正義のヒロインに憧れるのか」が全く描かれていないこと。キャラクターに魅力が感じられない一番の理由だと思う。ちなみに、この点に関して役者は悪くないと思う。当然。