銀河鉄道物語
第10話『分岐点』
「そして気づく。壁は自分の中にしかないのだと」(ナレーション)

殺人罪で収監される凶悪犯が搬送中に脱走した。
捕縛を命じられたシリウス小隊は現地に向かう。
そこで守はブルースに銃を無理矢理持たされる。「必ず必要な時が来る。・・・生きるために」
看護用アンドロイドのユキと共に犯人確保に向かった守だったが、そこでユキを人質に取られてしまい・・・


いままで人を殺す事をためらい続けてきた守。
そんな主人公の人生の分岐点な話。
自分的にかなりヒットでした。
最終的に決断したのは自分だと言うこと。それは、今回に限らず作品全体に貫かれている姿勢のようだ。
銀河鉄道999」の頃に比べて、より直接的に製作側からのメッセージが語られているように思う。ひょっとしたら年食ったせいで感じ方が変わっただけかもしれないけれど。

オフィシャルホームページで製作発表会の様子を見られた(こういうのは嬉しい)のだが、かなりの御高齢であろう松本零二が舞台で熱く語るのを見て、素直に凄いと思った。「15歳の時に東京に向かう列車に乗った」話とか、まさに「我が人生振り返れば」話だった。やはり実際の体験が一番強い。
ネタばれも無いも同然なので興味がある方は見られると良いでしょう。

◆オフィシャルサイトURL
http://www.galaxy-railways.tv/