RELOED

最遊記 RELOED
第9話『落ちない城』
「この『総訓272条』さえ守っていれば完璧です」

というわけで、砂漠の真ん中で城壁に囲まれた街に宿を取ることになった三蔵一行だったのですが。
その街は200以上にも及ぶ規則を厳しく守る街だった。
街の長は言う。「厳しい規則と頑丈な城壁で妖怪から自分達を守っているのだ」、と。
そして三蔵一行は酒もタバコも飲めず、食事の行儀作法まで注文を付けられる始末。辟易する一行。
そんなある日、街の長の息子が規則を破り城壁の外へ出て、妖怪に追われて来た。
「規則だから」と城門を閉めて妖怪を防ごうとする街の長。
だが、三蔵はあっさり城門を開け放つのだった。
「マニュアルなんか捨てちまえ。完全なマニュアルなど無いんだよ」と。

まぁ、そんなお話。良かったですよ、ごく普通に。
ちゃんと街長も改心したし。めでたし、めでたし。