高橋留美子劇場 人魚の森
第7話『舎利姫』
なつめ「行く! 行くよぉ!」

湧太は、江戸時代になる直前の頃のことを思い出していた。京の町の見せ物小屋では、「人魚の肉」を食べたために不老長寿になったという娘・なつめとその父が、「人魚の肉」を売る商売をしていた。突然、なつめに襲いかかるひとりの坊さん。そこに通りかかった湧太は、なつめを救うのだった。見せ物小屋で一夜を過ごすことになった湧太。だが、湧太が床につくと、突然なつめが腹に食いついてきた。なんとかなつめを引き離して外に出ると、そこには先ほどの坊さんの姿が。坊さんは湧太に、なつめは骨を集めて作られた娘だと語りはじめ…。

勇太の過去話。
反魂の術で蘇った少女の話。
相変わらず、悲劇だ。
まぁ、それが人魚の森という作品か。