クリスタル・コミュニケーション〜あなたの神様はいますか〜(あかつきゆきや/電撃文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱」がオレの中でどうしても納得できなかったので、「学校を出よう!」を買おうと思ったら無かった。
物色していたら、同じく今月発売の電撃文庫で発見したのが、この「クリスタル・コミュニケーション〜あなたの神様はいますか〜」。

出会った女の子は不思議な力を持っていた――。
「お昼をご一緒しませんか?」
「かまわないけど、でもどうして僕と?」
「水晶色だからです」
「すい……?」
「あなたが水晶色だから、私はあなたと時間を共有したいのです」
不思議な女の子と大学受験会場で出会った僕は、その瞬間から、“なにか”が始まったことに気づいてなかった……。

不思議色恋愛ストーリー、登場!

__________(電撃文庫広告より)

身も蓋もないことを言うと、この宣伝文句どおりのお話で。

大学の受験会場で偶然出会った少女は人とは違う“力”を持っていて。
主人公はその少女を好きになるんだけど、彼女はその“力”のために恋愛が出来なくて。
でも、主人公はやっぱり好きで。
・・・とか言う感じ。
特に捻りがある訳じゃなくて、普通といやあ普通のお話なのですが。
でも、ラブコメ全盛(未だにそうなんだよなぁ)の時代に、そうじゃなくて。
読んでいて、素直に話に引き込まれた。s
電撃文庫でこんな恋愛小説が読めるとは思いませんでした<偏見)。
素直に面白い。久しぶりに、かなりオススメ作品。
どうも巧く感想を言えなくて歯痒いなあ。
私的には、単にヒロインが超能力者なのではなく、きちんと超能力がお話に絡んでいるところが良い。
ギャルゲーちっくな話を求めている人にも対応出来ている辺りは、電撃文庫らしいと思う。