〜Rumbling Hearts〜(PS2 プリンセスソフト)

ネタバレ注意!

って今更かもですが。

というわけで、早速確認(というかクリア)してみたら、本当にありましたよ、愛美の新シナリオ。
追加シナリオがあるのはED数から間違いなかったのですが、マナマナだったとは。先生EDを期待していたんですがね。
ま、おいといて。

良いお話だったと思います。
多分、オリジナル版で愛美ファンが当初期待したシナリオに近いモノではなかろうか?

大雑把に要約すると、主人公が自分で納得した上で遙や水月と訣別し、愛美とハッピーエンドを迎える、純愛シナリオとなっています。
いやいや、オリジナルシナリオも、そうだとは言えなくないのですが、この新シナリオは狂気度は無いに等しい、君が望む永遠としてはマトモなシナリオです。

いわば、愛美の弱いところをクローズアップしたお話。

オリジナルは「愛美と訣別する決心をしたところから狂気の世界に転落。その果てにたどり着いたハッピーエンド」でした。
この新シナリオでは、「あの時、愛美と訣別しなかった場合どうなるか」という物語ともいえます。

ワシがこの物語を評価するポイントは、主人公が遙や水月と訣別する方向性は他のシナリオでも有り、いくつかの形が示されていましたが、この新愛美シナリオでは、また違った趣を持っていて、それも良いです。実際、水月とのあの別れのシーンと、エピローグの“手紙”がなければ、この新シナリオのワシ的評価は下がっていたでしょう。

生粋の「君が望む永遠」ファンはもちろん、かつて愛美に幻想を抱いて玉砕した諸氏にも是非オススメしたい物語です。

ちなみに選択ポイントは以下。

1.穂村さんの言う通りかもしれない(新シナリオ)
2.いや、ダメだ(オリジナルシナリオ)

◆参考:
コンシューマー版「君が望む永遠」(>>バーチャルネットストーカー愛美20歳

http://www5e.biglobe.ne.jp/~urumani/manamana/top.html

マナマナメモの15年5月18日分参照。
DC版とPS2版、両方のレビューです。
上記のワシの文章よりも更にネタバレしています。
「種村愛美」というキャラ視点で書かれているので注意。