テレビアニメ「ToLOVEる」が最終回に向かう

最終回に向けた展開「宇宙一の男」「二人だけの秘密」を鑑賞。

昔からのラブコメ三角関係のパターンでは西連寺VSララみたいな場合、西連寺が勝つと信じていた気がする。日本人的に美徳な控え目というか奥ゆかしいというか、そんな女の子がラストで幸せになるみたいな。でもトラブルを見てると、ララが勝ってもおかしくない気がしている。
昔「きまぐれオレンジロード」を見ていた頃、ワシはひかるが勝てそうに考えられなかった。そこから考えるとちょっぴり興味深い。

トラブルは由緒正しい三角関係のエッセンス(古臭い考えの主人公と2人の対照的なヒロイン)を引き継ぎながら、ヒロインの位置を逆転させているのか。
ララのような自己主張が強いキャラは、昔のパターンでは横取りキャラとして敵役のポジションだったハズ。それが正ヒロインに近い扱いをされているあたりが、この作品の面白いさの一つだと思う。

ただ、キャラのポジションだけでなく、自分の考えが変わったのかもしれない。それは、昔ほど「控え目であること」が正義だと思わなくなったからだと思う。オレンジロードのひかる&鮎川とトラブルのララ&西連寺のポジシ

ションがイコールではないのは認識しているが、それを差し引いてもね。
色恋に限らず万事控え目では何も成せないってわけでさ。


トラブルに話を戻すと、ララは自分の恋が成就する努力を(少なくとも自分なりに)しているし、主人公の西連寺への感情も憧れの域を出ないなら、ララの勝算は低くないはず。恋は早いもの勝ちの要素も否定できない。近年同じジャンプ作品のいちご100%でも西野が最後の勝利者になったではないか(あれ、連載開始当初は西野の敗北は当確だと思ってたのに)。

そんなところでテレビアニメ「トラブル」では西連寺の巻き返しが始まった。こいつは面白くなってきました。ラストは見逃せないよ。