最終回迎えた作品を中心に今年最後のアニメ感想

  • 魔法少女リリカルなのはA's
    • 第13話『スタンバイ・レディ』(最終回)
    • ほぼ大団円で最終回。良かった、良かった。
    • 昨年の無印にはあった不満点(アニメ本編におけるキャラの描写不足と戦闘シーンの出来)をほぼ全て解消し、生まれ変わったが如くクオリティの高さ。素晴らしかったです。それでも13話は短かった。結局はドラマCDなどでキャラクターは補完する形になりそう。そこは残念でした。
    • ただ、それを考え併せても、今年のアニメ作品でトップクラスでした。
  • D.C.S.S(ダ・カーポ・セカンドシーズン)
    • こちらも大団円で終了。それ自体少し物足りない気もしたけど、恋愛ものエンディングにそれ以上は求められないよね。
    • この作品が輝いたのは、さくら帰還後のアイシアの物語。
    • 主人公・純一と音夢が強烈に結ばれた前シリーズ。その続きとして作られた今作において、新たに物語を紡ぐには新しい障害(横恋慕される等)か別のキャラクターの物語を描くかというのがパターンなのでしょうが、まさかその両方(“純一を好きになった”アイシアの“魔法使いとしての成長”)が両立されるとは。予想外のパンチを喰らった気分でした。その分、従来の恋愛物の要素(惚れただの、別れるだの)は前面には出なかったのですが、今回は良い結果になったと思います。変に色恋沙汰が挿入されると、かえって物語がグダグダになったでしょうから。
    • しかし考えさせられたのは「関係をリセットしてやり直す」「居心地の良い日常が繰り返される。ダ・カーポのように」といった、原作であるゲームをリスペクトした事象をこの作中で否定してみせた事。これは、この作品に込められたメッセージに思えます。「いつまでも居心地の良い、同じ所に溜まってはいられない」という。
    • また、「皆が純一を好きなのに、音夢だけ想いがかなって幸せになるなんておかしいです!」というアイシアと、これを否定したさくらの想い。これにも作者の恋愛観が多分に含まれている、というのは考えすぎでしょうか?
    • 作品で出された答えは、決して自分の期待を超えるものではありませんでしたが、恋をテーマにし、それを描きながらも一味違った物語を見せてくれたこの作品が、僕は好きです。でも17話位までのグダグダ展開は勘弁。こんな所まで前作引き継がなくてもよ…
  • 舞-乙HiME
    • 実は密かに楽しんでおりまして、後半への期待株が急上昇中。まぁ、前シリーズもそう言いながらコケたのはナイショ。漫画版は相変わらず面白い。