実写版セーラームーンも明日で遂に最終回を迎えるわけですが。
しかし、ほとんど話題に上らない作品でした、俺の周りでは。

実際のところ、最初の10話位まではアニメとほぼストーリーは変わらないし、アクションも同じ東映の特撮ものと較べると見劣りするわけで、今一つ感があったのですが。(まぁ、セーラームーンですからスーツアクターとか無いわけで、ある程度仕方ないわけですが)

セーラー・ヴィーナスが合流した第10話くらいからは面白くなってきたように思います。
「セーラー・ヴィーナスがプリンセスだった! そして、セーラー・マーズはプリンセスを守る戦士のリーダーだ!」とか言い出してきて、アニメでの物語を知っているはずの自分も「え? マジ!?」とかドキドキだったりしたものでした。
しかし、そんなのは全く序の口で、その後は怒涛のストーリー展開が!
レイと美奈子が戦士の有り方で本気で対立したり、亜美が敵の手に掛かって「ダーク・マーキュリー」となって敵対したり(超ビックリ!)。
月のプリンセスの正体が判明した中盤からは、うさぎと衛の前世の運命をめぐる話を軸に、セーラーヴィーナスの前世にこだわる生き方(ヴィーナスはこの実写版では不治の病に掛かっていて、余命も短いという設定!)に対して反発するレイや、恋に不器用なまこと元基お兄さんとの恋の行方等等・・・
また、思わぬドラマを見せてくれたのはダークキングダム四天王。
アニメでは基本的に順番に倒されていく中ボス扱いでしたが、この実写ドラマ版では前世でのプリンス・エンディミオンの部下、現世ではクイン・ベリルの呪いでベリル配下にされているという設定で、彼らもまた前世の記憶に振り回されたりします。ゾイサイト(アニメと違っておかまではない)は前世のエンディミオンへの忠誠心で常にエンディミオンの周りをうろうろして策動するし、クンツァイトは前世での地球滅亡の責任の原因がエンディミオンだと復讐の機会をうかがっているわ、ネフライトはベリルの手で力を失い元基の働くカラオケボックスでバイトを始めるわで大変!
また、アニメではなるちゃんと恋物語を演じたネフライトですが、ダークマーキュリーとなった亜美との絡みで、なんと亜美ちゃんに気がある素振りを見せやがるのです! 有り得ない!(笑)

というわけで、盛り上がりまくったセーラームーンも明日で最終回!
見ないと乗り遅れるぜ!!