デュエルマスターズ
アニメではなく、実際のカードゲームの話です。
「DMニュース」(>>three B)というサイトが作られていて、ありがたいことです。
管理人のMyaskさんには、頑張って欲しいと思います。
とか書いていたら、DM雑記と合わせた形で、こちらに移った様子。


さて、今回は前回書いた大会レポで予告した通り、大会(三位入賞)で使用したデッキの紹介を。

◆光闇水「ゾンビ・ガーディアン」
●(クリーチャー:20枚)
【蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ】(光、第1弾)
【乱撃の使途ミガロ】(光、第8弾)
【日輪の守護者ソル・ガーラ】(光、第8弾)
【飛雲の求道者ダバ・トーレ】(光、第6弾)
【守護聖天ラルバ・ギア】《進化》(光、第2弾)
【守護聖天グレナ・ビューレ】《進化》(光、第9弾)
●(呪文:20枚)
【ソーラー・チャージャー】(光、第8弾)
【ホーリー・スパーク】《S・トリガー》(光、第1弾)

【アクアン】(水、第4弾)
【アクア・ハルカス】(水、第1弾)
【サイバー・ブレイン】(水、第1弾)

【ゾンビ・カーニバル】《S・トリガー》(闇、第9弾)

◆デッキの解説

  • 「アクアン・デッキ」再び

第4弾発売当時、最強のドローカード【アクアン】を中心にした光や闇のデッキ、俗に言う「アクアン・デッキ」が脚光を浴びました。ですが、【アストラル・リーフ】(水、第4弾)主体の水デッキの台頭と、光闇両文明とも強化カードに恵まれなかったため、その影を潜めてきました。ですが殿堂ルールの導入による水デッキの弱体化と、【光器ペトローバ】(光、第9弾)を初めとするいくつかの強力カードの登場により、光文明も再び注目されるようになりました。
今回使用したデッキは、【アクアン】が登場した当時から存在する光水のガーディアン主体クリーチャーデッキを元に、自然・火・闇を中心にしたいわゆる「除去コントロール」や闇・水文明のクリーチャーデッキ「ガチャックス」へのメタを考慮して作成したものです。

  • いくつかのカード解説

従来のガーディアンデッキに無いカードを中心に解説します。
【乱撃の使途ミガロ】
ガーディアンでは無いのですが、「2ターン目に呼べてプレイヤーを攻撃できるクリーチャー」が欲しかったので選びました。
同じマナコストでパワー2000のクリーチャーもいるのですが、ターボラッシュ能力を買っての投入です。
主に速攻対策として投入されている【バースト・ショット】(火、第2弾)などを回避して殴られれば勝率は上がるはずです。

【ソーラー・チャージャー】
マナ加速しておけば、【アクアン】でドローした後の展開が楽だったり、後半で【ゾンビ・カーニバル】の使用が楽になります。
効果としても、相手にブロッカーがいなければ一方的に殴った後、殴り返されないので、殴り合いのときは便利です。時に「除去コントロール」が使用する【エグゼズ・ワイバーン】(火、第6弾)に対しても有効だったりもします。
【日輪の守護者ソル・ガーラ】とのコンボであることも覚えて置いてください。

【飛雲の求道者ダバ・トーレ】
手札破壊、というか【スケルトン・バイス】(闇、第8弾)対策。
このカードが世に出た当時は見向きもされなかったカードですが、【スケルトン・バイス】が大流行の昨今、その対策として悪くありません。
特殊能力が決まったときには、「かかったな、遊戯!」と高らかに使用宣言しましょう(笑)(親しい友人とのデュエルに限りますよ)

【ゾンビ・カーニバル】
手札破壊や大量除去への対策カード。詳しくは後述。
闇のカードはコレだけですが、「【アクアン】でどうせ大量ドローするから、使いたくなる後半には手札に来る(ある)よね」という考えにより問題なし。

【光器ペトローバ】が投入されていないのを気にされる方もいらっしゃるかもしれません。【光器ペトローバ】は確かに強力なカードなのですが、光デッキに必須ではないと考えます。なぜなら【光器ペトローバ】単体はデッキの動きや働きには関与しないからです。
確かに「除去コントロール」が多用する【地獄万力】(火、第7弾)や【サウザンド・スピア】(火、第9弾)といった全体除去呪文への回答としては正しい。ですが、逆に他のデッキに対するときには、そこまで有効とは思えないのです。
今回のデッキは「除去コントロール」への別の回答への模索がテーマの一つです。その答えが【ゾンビ・カーニバル】です。
このカードは序盤では役立たずなので使いにくいのですが、中〜終盤の消耗した状況では確実に進化クリーチャーの一揃いを確実に持ってこられます。つまり、大量除去呪文を打ち込まれた後の復活がしやすいのです。また、【スケルトン・バイス】(闇、第8弾)で落とされたカードも回収できるのも見逃せません。【アクアン】と使い分けられれば、手札の補給が容易になるでしょう。
また、【ゾンビ・カーニバル】は【光器ペトローバ】入りの光デッキとの対戦でも有効と考えます。たとえ【光器ペトローバ】により強化されたパワーでクリーチャーを除去されても、そのクリーチャーを墓地から呼び戻せます。
墓地から戻った【守護聖天ラルバ・ギア】でブロッカーを無視してもうワンパンチ、ということも可能です。
また、【ゾンビ・カーニバル】はシールドトリガーなので「トリガーで一発逆転ドロー!」というのも(一応)期待できます。
【サイバー・ブレイン】が制限された今では貴重なトリガー付きドローカードです。

◆デッキの動き
「ガンガン殴る。【アクアン】で大量ドロー。そのまま押し切れ!」が基本です。
相手の場にもよりますが、「クリーチャーの数を並べて【ホーリー・スパーク】」とか呑気な事を最初から考えては勝機を逸します。「前のめりに殴りかかる」のが基本と考えてください。
そして、【アクアン】(後半は【ゾンビ・カーニバル】も)でアドバンテージを稼ぎ、勝利へ突き進みましょう。

  • 注意する点

ひとつは、「【ゾンビ・カーニバル】は、序盤は惜しまずマナゾーンに埋める」
【ゾンビ・カーニバル】は、消耗してきた後半戦で初めて有効となるカードです。【アクアン】を使用していれば、使いたい頃には手札に来るでしょう。

もうひとつは【飛雲の求道者ダバ・トーレ】はマナゾーンに置く前に考える」
大雑把に言うと、このカードは
【スケルトン・バイス】(闇、第8弾)対策です。
特に初手に来た時は邪魔なのですが、相手が【スケルトン・バイス】や【ロスト・ソウル】(闇、第2弾)を撃って来そうなデッキなら、我慢して手札に置いてください。きっと相手の驚く顔を見られるはずです。