井上淳哉, ワニブックス(GUMコミックス)

単行本第3巻まで発売中。

四神の力を秘めた神器「朱雀の弓」を手に宿したことにより、残り1年の寿命で全ての眷族を倒さなければならぬ宿命を負った高校生、駿河妖介。同じく神器「青龍の槍」を宿す蝦夷教諭、見鬼の力を持つよもぎ達を仲間に、死闘を繰り広げる・・・!

大雑把に言うなら、巻き込まれ型の物語。
そういう意味で、最近の作品でいうなら「武装錬金」なんかに似ているだろうか。
だが、この「おとぎ奉り」は、小京都といわれる「宮古野市」という舞台が醸し出す独特の雰囲気や、封印されていた『眷族』(妖怪みたいな感じか?)との戦い、それに伴う巫女などの特殊な存在など、独特の世界が展開されているのが魅力。
もちろん、止む無く戦いに巻き込まれる事になる主人公や、見鬼の能力を持つ少女など、キャラクターも魅力的。
面白いです。