ガングレイブ
2週分の感想をまとめて。

第20話『BROTHER』(2/18放送)

「足が棒に成る程探しましたぜ・・・・・・兄貴」
「なんでだ? あんたはハリー・マクドウェルをボスにするために頑張っていたんじゃないのか? 俺はそんなあんたらの神輿(みこし)を担ぐためにミレニオンに入ったんだ。なのに・・・」
「黙れ! おまえに俺達の何がわかる!」

文治が格好よいです。
もう、それだけでお腹いっぱい。

なのですが、グレイブが黙って暴走はどうかな、と。元々寡黙な上に、未だ記憶が混濁している故、ということなのでしょうけれど。
かつての舎弟との再会、語り、戦闘、そしてその結末・・・というおいしいシチュエーションの塊のような話だと言うのに、文治のみに語らせた上、見も蓋も無い決着。これは戴けない。
前回のボブとの決闘は黙って(ボブの名前だけ叫んで)瞬殺でも悪くなかった。仲間ではあっても、そんなに親しいわけでもないし。
でも、文治との決闘は少々意味合いが異なったハズだろうと思う。おそらく、(生前)組織の中ではハリーの次に共に過ごした時間が多いキャラ。もしもグレイブ=ブランドンの記憶がハッキリしていたら、寡黙なブランドンでも語ることがあっただろう。しかし、グレイブには黙らせてしまった。これでは折角のイベントも盛り下がってしまうし、文治というキャラのラストも救われないと感じた。・・・まぁ、多分にワシが文治贔屓というのもあるかもしれないけれど。



第21話『DUTY』
「酒の味も分からないなんて、難儀な体になっちまったなぁ」

あれ? 文治・・・死んでない!?
そんな展開に繋がるなんて!

まぁ、今回一番驚いたのは、ゲイリーらの再登場だったわけですが。
なるほどなぁ、グレイブ=死者は黙して語らない。ただ周りの人間が語るのみ、と。
要所でのみ言葉を発する、ってことなのだろう。で、実際そんな展開なんだけれど、どうも自分の感覚と少しズレている部分があるか。
まぁ、充分毎週楽しみではある。