宇宙のステルヴィア
第19話「なきんぼ おこりんぼ」
脚本:大河内一楼/コンテ:安田賢司、水島精二/演出:佐藤竜雄

前回からの流れで喧嘩して仲直りする話。
大雑把な話は以下。

調査任務から戻ってきた志麻だが、やはり落ち込んだままだった。
何も話してくれない志麻に苛立つアリサ。
「(志麻が落ち込んでいるのは)自分の所為(前回の話)かも」と悩む晶は、アリサに前回の事を告白するが、そのことを怒ったアリサとケンカに。
志麻を慰めようとするが突っぱねられるやよい。
4人は険悪なムードになるんだけど、やはりみんな志麻のことが気になって。
感情が爆発して志麻とアリサは大喧嘩になるんだけど、やよいと晶が止めにはいて。
志麻がアリサに投げつけた袋がアリサが買ってきてくれていた金平糖で。
実はやよいと晶も同じ金平糖を買ってきていて。
志麻が泣き出して、みんなも泣き出して。
仲直りしましたとさ。

おはなし終わり。

こういう女の子のケンカ話って、アニメーション作品ではあまりしないよなぁ。
地味だし。
でもワシは好きだし、良い描き方だった。

  • みんなが志麻を心配しているのに些細な事から喧嘩になっていくところとか。
  • 光太も含めた男の子連中は心配するんだけど、「女の子にはこういう時期があるもんよ」とか風祭りんな(12歳、女)が悟っているように言うとか。
  • 光太は地球にいる姉に相談するんだけど、「女の子は複雑なのよ」とか言われて「男も複雑だよ」とか言い返すとか(もちろん的外れな反論なのだが)。
  • みんなが志麻に金平糖を買ってきて、志麻が泣き出すと皆が泣き出してしまうとか。
  • ラストで光太もどうしていいか分からず志麻に金平糖を買っていくんだけど、もうとっくに解決していて、志麻にアッカンベーされるとか。

・・・あーもー! 好きだ、こういうの!

しかし、今回の話が面白かったかどうかはメチャクチャ人によるとは思う。
なにせ完全に学園モノだし(そういえば「マリア様が見てる」に似た話があるとかないとか?)。
「え?いきなりこんな話?」みたいに感じた人は割といるのではなかろうか。
SFでもなんでも無いし。
お話そのモノは古典的といっても良いパターンなんだけどなぁ。

一部で作画面について言及されているようですが、コンテ担当が今回初めて見る名前の人だったのが関係しているのかもしれません。
きっと現場はギリギリなんだろうなぁ、とか思ってみる。