vs学園戦記ムリョウ


先日鑑賞開始した「学園戦記ムリョウ」ですが。
なぜ急に見る気になったのかというと、きっかけは「ステルヴィア」の第9〜10話のセカンドウェーブ絡みのお話と「ムリョウ」の第10〜11話の対サナドン戦が比較されている記事を見かけた為で。

ワシ的には「ステルヴィア」と「ムリョウ」は作品テーマが違うっぽいので「比較するものでもないだろ?」とか思うのですが。そういう意味では、「トップをねらえ!」と比較するのとあんまり変わらない。
まあ、同じ監督作品で、過程は違っても同じく地球の危機に立ち向かう話だし、ということで比べてしまうものなのかもしれません。

で、比較されていた双方の話、どちらが見ていてより面白いかというと「ムリョウ」の方だと思います。
なぜか?
ステルヴィア」の方の盛り上げ方がうまくいかなかったからだと思います。
特に第10話は、物語そのものよりも演出が弱かったと感じます。

第10話の内容を大雑把に説明すると。
地球圏を襲う大規模な衝撃波(隕石)迎撃部隊のサポートとして出撃した主人公。
味方機を救うために機体を壊し一時撤退することに。
その直後、通常方法では迎撃不可能な巨大隕石が接近。
主人公とその相棒は他にパイロットがいないといった必然的状況のため、極秘だった戦闘用ロボで巨大隕石を迎撃。

といった、御都合主義が少々鼻につくとはいえ、それ程悪い話ではなかった筈。

具体的にワシが気になったポイントは2つ。
・インフィ(主人公が搭乗した戦闘用のロボ)出撃シーンと活躍シーンの音楽と効果音が地味。
・インフィが格好悪い

ようするにアクションシーンが宜しくなかった為に、著しく評価を下げたのだと思います。
「ムリョウ」の方が評価高くなった理由としては、主人公以外のキャラを旨く描き出したという理由があるけど。

ただ、「ステルヴィア」ではセカンドウェーブそのものは物語の主題とあまり関係ないのに対して、「ムリョウ」は異星人との交流(戦闘)が主題に関わっている、というのが描き方の違いに現れているのかもしれません。

ワシ的な最終的面白さ評価は、「ステルヴィア」も「ムリョウ」もあまり変わらないと予想します。
ただ、「ムリョウ」はNHKらしく且つアニオタ好みの演出がうまく決まっていて、「ステルヴィア」はそうではないという違いから、世間様評価が大きく違っていると思います。

まあ、単に「ムリョウ」の方が受けが良いでも良いですけど。
ワシは両方好きですよ。