しーぽん考察リンク集

http://f11.aaacafe.ne.jp/~umineko/wal/wiki.cgi?Stellvia#i1


最近WEB上にUPされた「宇宙のステルヴィア」についての考察記事(日記)へのリンク集。
なんだかんだ言って「ステルヴィア」は話題の作品ですか?
キス祭り(第12話のキスシーンについてのWEB上の大騒ぎ)とかは、騒ぐネタが欲しかっただけかとも思うけれども。

ところで、毎週見ているような人は皆(少なくとも無意識には)認識していると思うけれど、「宇宙のステルヴィア」は「これだ!」っていう見所って言うか、自己主張が無いアニメなんですよね。主役のキャラも薄いし。
僅かなシチュエーションの一致から「トップをねらえ!」と比較されることが多いのは何故か?
ずっと考えていたのですが、みんな「ステルヴィア」を理解する手がかりが無い為なんですよね。だから比較的近いと思われる作品を引っ張ってくる。

機動戦艦ナデシコ」は『未知の技術を搭載した超戦闘力を持つ戦艦と、個性的だが優秀なクルーの活躍話』かと思ったら、個性的なキャラが活躍(?)するドタバタコメディだったわけですが。
これも主役不在で、今思えば「ステルヴィア」のような評価を受けかねない作品だったのですが(思い出したように自己主張を始める主人公はいたけど)。
でも、ナデシコには「ホシノ・ルリ」と自己主張の激しいするサブキャラが大勢いた(主にルリルリ)。だから主役不在だったり、「主役はルリルリだ!」と言われたりするのだけど。

ステルヴィア」には「ホシノ・ルリ」がいない。これは今の構成や展開では世間様的なヒットさせるのには結構致命傷になりかねないと思う。そういった意味のキャラとして「片瀬志麻」は厳しい。決して悪い主人公では無いけど。(今の世界で「ホシノ・ルリ」が人気を得られるかは不明)

佐藤竜雄監督作品は、(「ナデシコ」「学園戦記ムリョウ」を見る限り)日常と非日常の“混ぜ方”(というか日常の“ずらし方”?)が売りだと思う。
で、「ステルヴィア」も、本性はそうだと思うのだ。

ワシの受け方としては「セカンド・ウェーブ」(第9〜10話)も、実は作品の山場ではなく、キャラクタ共を描くための同じ1イベントにしか過ぎない。「体育祭」(第6話)なんかと同じだ。まあ、だからこそほとんどの視聴者が肩透かし食らった気分になったし、「駄目ジャン!」といわれたりもするのだけれど。

あくまで普通の日常(主に学園生活)を描いているに過ぎないと思う。だから地味だし。かといって特別に盛り上げないし。まあ、佐藤監督らしいっていえば、そうなのかもしれないが。「ナデシコ」や「ムリョウ」もわりとそうだし。

で、「ステルヴィア」は多分2クール目で初めて主張を始めるはないかと思う。1クール目は舞台づくりに過ぎないのだ!

ま、だから人気でないんだよな。